アジア発:今どき教員のつぶやき

主に教育、翻訳、通訳といった話(愚痴)や家族の話など。時々スポーツネタも。

ボーダーライン

今日は朝8時55分からお城にて勤務。

ラオバン様が100年に1度の盛大な行事に参加するために数分遅れて到着するとのこと、お客様を特設会場にご案内して説明などをする。

その後、表敬訪問になるが、農畜産物輸入規制の話題では語彙の選択に細心の注意を払った。この話題についてはほぼ満点の出来。その後の某トピックにおいて苦手意識のある局長のコメントを通訳、案の定すっきりしない訳をしてしまった。声が小さめなので身を乗り出して聞き取ったがノートテイキングもイマイチで、いつもはガリガリ書く音がするのにあまりしないからラオバン様が一瞬こちらを見やったような、、、気のせいでありますように。

終了後に「すごいですね」と両言語ができるお客様に言われたのだが、上記のように自分の中では情けない思いでいっぱい。でも、TL側の方に褒めていただけたということは聞き苦しい通訳ではなかったのだと受け止めることにして救われた気も。

しかし、しかし、60点のでき。

インターンシップ開始

特別活動ビザをとって挑んだ学生たちのインターンシップが始まった。受入れ機関の担当者さん曰く、送り出した6人の日本語は「結構大丈夫ですよ」とのこと、ちょっと安心。月末には見に行くから、しっかり学んで待っててね。

こちらはまだ現地でお城の仕事がほぼ毎日ある。ふと気づけば今年に入ってからの通訳と書簡翻訳の案件数が今までの数倍に増えた。これは(1)国際課の体制が変わったため(係長みたいなポジションの人が増えて現場に来ている。その下の職員さんは以前は会えたのに一切表に出てこなくなった)、(2)複数いた通訳者を絞ってきているのから、なのだろうか。

次世代のためにも、日本との友好交流がより活発になることを願っています。

これからも地道に仕事ができますように…

 

 

15人の旅

主人の兄弟とその子供、および義父母の合計15名で2泊3日の国内旅行に行ってきました。87歳になる義父とこのメンバー最年少の差は85歳!暑い中を考慮しつつの旅はさすがと感心してしまいました。そう、義父母はこの年齢で毎年国外へ旅行に行っているのです。そのために毎日の散歩と三食をしっかりキープし、おおむね良好な状態でいられる姿は素晴らしい。夫婦仲もいいし羨ましい。

思う存分好きなことをして、でもこうして子供・孫を遊びに連れて行ってくれる優しい義父母がいつまでも元気でいてくれますように

シラバス入力

・本当は日本にいるはずだった今日、各方面に不在である旨を伝えてあったため至急よろしく!という仕事がない。変な感じで慣れないが、お陰で規則正しくバランスのとれた食事をするという当たり前のことが実行できております。振り返ってみれば過去半年は異常だった。学校でもカップ麺に頼りすぎ、バナナとソイバー+カフェラテというのもヘビロテ。老けるわけだ・・・

・来学期のシラバスを入力することになっていたのだが、どうも学校のシステムがおかしいようで当該画面が表示されない。学科の助手さんに電話したらコンピューターセンターに掛け合ってくれ、問題が解決。無事に入力を完了しました。これを期日内に済ませておかないと査定に響くので、一応早めにしておくべし。

こうしてアクシデントがなく一日を終えられることに感謝。

この二か月、どうかお見守りください

 

45歳の体

本日はのんびりと過ごすことができ、仕事らしい仕事は夕方入ったお城の書簡翻訳のみ。昼間は夕食と翌朝の食料調達のために1時間かけて汗をかいて歩き回る健康的な日でした。スクーターに乗れない、車の運転ができないから歩かざるを得ないのですが。

一昨日は出国ゲートでとあることに気づき出国できず、空港から自宅へとんぼ返り。またしても、他人の出国や国外での活動を円滑に行うためのサポートを散々しておきながら、自分の番になるとうまくいかないという漫才みたいな結果になってしまった。

女性は45歳くらいでガクッと体(や容貌)が変わる(衰える)と聞いたことがある。ここ1、2年は皮膚トラブルに悩まされ、甲状腺も陽性だが異常が見つかるなど兆候はあった。が、容貌という点でここへきて本当にドカンと来た。上述の通り、突然出国できないと知り、がっかり&疲れ切って公共の交通機関に乗り込んだところ、なんと、高校生くらいのとっても可愛い女の子3人組が私を見るなり素早く立ち上がり、席を譲ったのだ!!・・・おばちゃん、今学期は殺人的な忙しさでね、もう半年くらいカラーリングしに行く時間がなくて・・・一極集中している白髪ゾーンが目立ってた?!服装も黒のジョギング用Tシャツで顔色冴えてなかった?帰国できないショックでゾンビみたいな表情してた?それとも4つもバックを持って怖い顔してた?

この国では若者がこうした行為を自然にできる。大変素晴らしい。

とりあえず明日、カラーリングに行ってまいります。

上の子との付き合い

今年の夏休みは上の子が一切、学校や外部の補習に参加することなく家にいる。その親は二人とも大学勤務なので夏休みがあります(聞こえは素晴らしいが、授業をしに学校へ行かないだけで、もちろん自宅や外部での研究活動、社会奉仕、学生指導、来学期の準備など学期中に着手しにくいことも多くやることは山積み)。

普段より子供とのコミュニケーションが増えると、あら不思議。この子ってこんなに可愛かったのかと思えてきます。夏にこんな風に感じるなんて普通の親御さんとは逆かもしれないけれど、学期中は申し訳ないが自分の子供には十分に時間がかけられないのが正直なところ。「自分のことはとっとと自分で早くしろ!」とばかりに小学校低学年に接する自分が嫌になるくらい。でも、こうしてしっかり向き合ってみると、子供も子供らしい甘え方をする。そして、今はそれを受け止める精神的余裕が少しある。そんな気付きを得た一日でした。

 

資料を

今日は通訳でお城にあがったが、現場について「!」でありました。

連絡担当の方がここ数か月で変わり、人数も増えていたのはいいのですが

通訳当日の資料をもらえなかったのは初めて。幸い、山勘である程度の予測は

つき、先方も通訳さんを同行させていたので事なきを得ましたがやめてほしい。

通訳は一切の説明を受けずとも万人が話すあらゆる

現象を一瞬で理解して訳せるわけではありません。そんなことは不可能です。

当日の主な来訪目的くらい教えて~~。

案の定、先方が準備してきた分厚い資料がお城の係りの人と

お偉方の手には渡っており、それを読み上げる場面もあった。

そ、れ、を、私目にもくださいまし

もし通訳をお使いになる機会がありましたら、皆様どうか

必ず事前資料を通訳にもご提供ください。より精確に、効率よくコミュニケーションが

行えます。よろしくお願いいたします