フル回転のラジオパーソナリティー
朝:チビの世話
昼:お姉ちゃんとランチ、夏休みの宿題について意見交換+アドバイス
午後以降:
夕方、メールチェックをしていると又お城の他部署から案件オファーが来ていた。今回はどこの部署を通して連絡先を知ったと最初に書いてあり、やはりお引き受けする旨を返答。
子どもたちが寝てからはラオバン様がメディアに出演した際の動画をチェック、基本政策と最近よく使う言い回しを確認しておく。この国はメディアの司会者やラジオパーソナリティーの質が高く、先ほどチェックしたラジオの女性が年上とはいえ、やたらズバズバとラオバン様に言いたいことをいい(うまくラオバン様の主張をサポートするためのレトリックなのだが)、遠慮っぽい雰囲気が見られないので何者かと調べたら、自身も過去に地方首長の選挙に出馬していたことがあり(日本の芸能人崩れが出馬するチャラいのではなくど・ストレート級)、大学も国内随一の国立大政治学科出身、北京大とハーバードの修士号を持っていた。発言のキレと突っ込み力に納得…
でもラジオ中にコーヒー飲んだりスマホをいじりながらマシンガントークする彼女の姿はちょっと衝撃的でありました。
定年後の不動産購入について
主人が個展の準備に入り、明け方まで創作活動なるものに取り組んでいる。自然と彼の睡眠時間は昼間になるため、週末に体力を持て余している二人の子供の世話をするのは120%私になる。チビは5時半起きで朝から走り回るし、上の子は昼間どこかに連れ出さないとテレビにかじりついているし、体を動かさせるために私も一緒になって活動していた日には、おばちゃんの体力は持ちません。
3食の準備も加わり、疲労がたまるとつい「私は家計の半分を負担し、かつ家事育児を一手に引き受ける便利な住み込みメイドではない」と言いたくなる。
南国の昼間は灼熱のよう。太陽が穏やかになる17時くらいに二人を公園に連れていき走り回らせ、18時近くに帰途につく。それから食事の支度、片付け、チビのお風呂、寝かしつけ、洗濯、、一連の家事フルコース。ふと目を止めると、公園でお向かいのビルに2,3室いくらと書かれた不動産物件の広告がある。そうだ、、、子どもが自立した定年後、部屋を買いたい。ひとりで仕事に向き合える部屋が欲しい(定年とは大学をめでたく退職してからのことで、その後も好きな仕事は体力と視力、記憶力が許す限り続けたい)。
そのためには今の楽を選んではならない。
自分のパフォーマンスを客観的に見つめて改善すること。できないことだらけだ。
時間をお金で買っているのよ!という言い訳を減らして不動産取得のための貯金も考えるべし。
通訳者になるには
通訳者の育成入門コースが始まるので、ちょこちょこ打ち合わせをしている。「このレベルからなら、受講できますよ」という語学力の目安があるが、そのハードルは決して高くない。大学の〇〇語学科というところで4年間学び、卒業要求で検定試験〇級というのがあるとしたら、めでたく最低ラインを突破して卒業できるという程度だ。
通訳に学歴は関係ないというが、通訳を使う人というのは少なくとも日本と異なる言語環境との取引や交流を必要としているわけで、しかもその資金を持っている。そういう人が考え、話す内容が理解できなければお話にならない。もちろんレベルにもよるが、通訳者を目指す人というのは道案内やショッピングの手伝いをするというレベルが最終目標な訳ではないだろう。上を目指せば目指すほど、求められる知識の広さと深さが増す。
通訳のフィールドはビジネス、医療、司法、国際会議、、、と様々だが共通しているのは、通訳者が幅広い常識+必要となる専門分野の知識を持っていないと対応しきれない面がある。とはいえ、出身大学や偏差値そのものが重要なのではない。要は教養ある人が共通して持っているであろう基本的な知識を有しているほうがよい、ということ。地頭もある程度関係してくるが、努力してカバーできる部分もあるはずだ。
このほか、記憶力、記憶保持力に優れていることも必要。相手の言っている内容が100%分かっていたとしても、話者が発した内容を訳す前に忘れてしまっては使い物にならない。現役の通訳者でも記憶保持の訓練を怠らないようにしているものだ。
まとめるとこんな感じだろうが、私自分がどうなのかと言われたら恥ずかしくて目を伏せるばかりです。本当に。。
基礎訓練の機会や師匠に相当する人に恵まれなかった(或いはなかった)、一般の言語習得過程と異なるような環境で過ごしてきたような人は、OJTあるのみ。実務経験を通して自らを教育すること。ただし、初舞台で失敗すると次からお呼びがかからなくなり、それ以降経験が積めなくなるというリスクがあるのでご注意ください。
ボーダーライン
今日は朝8時55分からお城にて勤務。
ラオバン様が100年に1度の盛大な行事に参加するために数分遅れて到着するとのこと、お客様を特設会場にご案内して説明などをする。
その後、表敬訪問になるが、農畜産物輸入規制の話題では語彙の選択に細心の注意を払った。この話題についてはほぼ満点の出来。その後の某トピックにおいて苦手意識のある局長のコメントを通訳、案の定すっきりしない訳をしてしまった。声が小さめなので身を乗り出して聞き取ったがノートテイキングもイマイチで、いつもはガリガリ書く音がするのにあまりしないからラオバン様が一瞬こちらを見やったような、、、気のせいでありますように。
終了後に「すごいですね」と両言語ができるお客様に言われたのだが、上記のように自分の中では情けない思いでいっぱい。でも、TL側の方に褒めていただけたということは聞き苦しい通訳ではなかったのだと受け止めることにして救われた気も。
しかし、しかし、60点のでき。
インターンシップ開始
特別活動ビザをとって挑んだ学生たちのインターンシップが始まった。受入れ機関の担当者さん曰く、送り出した6人の日本語は「結構大丈夫ですよ」とのこと、ちょっと安心。月末には見に行くから、しっかり学んで待っててね。
こちらはまだ現地でお城の仕事がほぼ毎日ある。ふと気づけば今年に入ってからの通訳と書簡翻訳の案件数が今までの数倍に増えた。これは(1)国際課の体制が変わったため(係長みたいなポジションの人が増えて現場に来ている。その下の職員さんは以前は会えたのに一切表に出てこなくなった)、(2)複数いた通訳者を絞ってきているのから、なのだろうか。
次世代のためにも、日本との友好交流がより活発になることを願っています。
これからも地道に仕事ができますように…
シラバス入力
・本当は日本にいるはずだった今日、各方面に不在である旨を伝えてあったため至急よろしく!という仕事がない。変な感じで慣れないが、お陰で規則正しくバランスのとれた食事をするという当たり前のことが実行できております。振り返ってみれば過去半年は異常だった。学校でもカップ麺に頼りすぎ、バナナとソイバー+カフェラテというのもヘビロテ。老けるわけだ・・・
・来学期のシラバスを入力することになっていたのだが、どうも学校のシステムがおかしいようで当該画面が表示されない。学科の助手さんに電話したらコンピューターセンターに掛け合ってくれ、問題が解決。無事に入力を完了しました。これを期日内に済ませておかないと査定に響くので、一応早めにしておくべし。
こうしてアクシデントがなく一日を終えられることに感謝。
この二か月、どうかお見守りください