アジア発:今どき教員のつぶやき

主に教育、翻訳、通訳といった話(愚痴)や家族の話など。時々スポーツネタも。

一大イベント無事に

お久しぶりの更新です。

新学期が始まり、一年生関連の指導が多かったこと。更に、お城の仕事がプレッシャー満点のものばかりで胃酸が逆流するなど精神的に余裕がなかった。

でもラジオ局アナと2回、イベントを共にすることができて幸せ!滑舌の良さ、機転の良さ、テンポの良さなど、同業者から見ても素晴らしい域だそうです。その彼女についての通訳は当初戸惑いとプレッシャーの渦でしたが、オープニングのひとまとまりだけICレコーダーで録音させてもらって速さに慣れるよう自宅で聞くなどしたのがよかったのか、どれも無事に任務完了。

別の通訳さんとも名刺を交換し、みんなすごい、私ももっと頑張らねばと強く誓ったのでした。

選挙イヤーのSNS

今年の夏休みは2度短期の帰国をして出張を終わらせ、実家にも一瞬帰ることが出来ました。相変わらずゆっくり買い物をする時間はなかったけれど、ちょっとだけ前向きな気持ちになって戻ってこられて安心。1年に1度はこういうリセットが必要なのかも。

帰国後は新入生への連絡、某センターの会議、夜間部の入試書類審査、通訳業務の予習などが待っている。国外にいてもLINE様のお陰で容赦なく翻訳原稿が送られてくるので、完全オフという訳にはいかないが、お仕事を頂けることに感謝しなければ。

写真をアップするタイプのSNSは、選挙イヤー中は少しセーブしています。

語学科目とフレッシュマンの質

本務校が夏休みに入り、成績を計算しています。

単純な語学科目で同じのを20年近く担当している科目があるのですが、今年の1年生はどうしちゃったんだろう。難易度は同じはずなのに歴代ワースト1位かも。採点していて焦っちゃったくらいです。

色眼鏡で見たくないけれど、やはり少子化で入ってくる学生の質がやはり落ちている、というのを実感。

さてさて、下の子が保育園を卒園して幼稚園に入園。

一日目は私とお姉ちゃんが教室を離れたらギャン泣き、ずっと泣いていて疲れてお昼寝タイムに突入。午後は思い出したようにシクシクしていたと先生からお電話。

二日目。行く途中で「幼稚園行かない」と泣き出す。下駄箱で抱き着くのを鬼になってひっぺがす。あなたのそんな顔を見たらママも涙が出ちゃったじゃないの。うまく慣れてくれるといいなあ、、、

目から鱗がボロボロ 抜け毛もね

今学期はお城の仕事で特急仕上げの案件が多く、またそういう時に限って数少ない全国規模で自分が行かないと進まない仕事がありブログの更新ができませんでした。やっと学年末試験が終わり、明日から採点。

久々に髪を切りに行って馴染みのスタイリストさんがひと言。

「わ、ここ、ごそっと抜け毛が...最近、ストレス大きいですか?」

「えー、老化現象の一種じゃないの??」

「これは違います」

「.....。」

「ブローで隠しときますよ」

「(おいおい、そんなにひどいのかい)ああ、ありがとうございます」

ここ数年で最も意外かつ衝撃を受けた言葉のひとつであり、現象でした。

仕事は好きなことをやっているつもりだから、忙しくても喜びもある。だから主人絡みのストレスのほうが絶対に大きい。そういえば先日、同じ日本人妻の方とおしゃべりをしていて彼女が「国外で生活していてつくづく思う。自分の稼ぎがあってよかった、専業主婦で子供が独り立ちしてから自分の時間が出来て、することもなく愛情もいい加減になってきた夫にすり寄っていかなければならないのは苦痛。逃げ場もなく常に顔色伺わないといけない。仕事があるというのは大切だ」「妻がいざとなれば自分で生活していける経済力があるという事実はある意味、牽制的なパワー」というようなことを言っていました。

今まで思ったこともない考えでしたが、おっしゃる通り!うちみたいに共働きなのに全ての家事と彼の身の回りのことまでやらないといけない旧時代の亭主関白など、私に稼ぎがなかったらもっとひどいんだろうなあ。国外での生活は、おいそれと実家に帰れないのです。マンション暮らしで乳飲み子がいたりたら、どんなに腹が立って実家に避難したくても咄嗟の逃げ場はなし。国際結婚を夢見ている方がいらしたら、よくよく再考してくださいね。。

政治家と声

締め切りのある仕事がひと段落しました。

ふと、私にとって外国語である現地語のシャドウィングをしていなかったことに気づき、適当な動画を選んで視聴。案件の傾向も政治家のドキュメンタリーを見ていると、改めていわゆるスーパーエリート的な学歴を持っていずとも圧倒的な支持を集めたり、敵陣からも一目置かれる人というのはキャラクターの強さはもとより、声も魅力的なのだなと思いました。

教室運営が欠かせない教員の立場からも参考にしたいところがたくさんあります。

人間っておもしろい。

日本の年度

4月から新年度が始まる日本。

この地で大きな国際イベントが開催されますが、日本からもグループの参加があります。お城の通訳で質問が出るのが、税関への事前申告書類を提出しなければならないものの新年度の予算が4月にならないと分からないため、非公式にオフィシャルサイトで出している締め切り日をずらせないかという問題。結局、それは仕方ないので遅れて提出してよいということになりました。

学生さんたちの留学時期のほかにも、こんな問題もあるのだなとつくづく感じた次第であります。

最強コンビ

先月末にお城の仕事がありました。

お客様つきの通訳Aさんとコンビを組んだのは4度目ぐらいか、安定感と精確さ、通訳を越えたコミュニケーション力などが群を抜いている方でいつも助かっています。。

予定の時間より30分弱オーバーしたほど双方のやりとりは中身があった。上記の彼女は回転が速く押しも強い。記者会見ではウイスパリングもしていたりと見習う点が沢山です。係りの人も「完璧でした!」と彼女に声をかけていた。「いてくださると安心しちゃいます」と私も言う。係りの彼女は「お二人とも完璧でした!」と言い直した(?)が、私は通訳中にある人名がどうしても浮かばなかったのよ。。(「誰?」と小声で聞いてAさんに教えてもらった。同通のブースじゃないんだってと自分に突っ込みつつ助かった)現場では訳すので精一杯だけど、コンビを組めるときは少しでも多くを学び取りたい。またお目にかかれますように