アジア発:今どき教員のつぶやき

大学勤務20年目の中年。主に教育、翻訳、通訳といった話(愚痴)や家族の話など

サービスラーニング 雨の日曜に

サービスラーニングが終了したばかりだが、今日は2度も涙目にさせられた。

ひとつは履修者の大学生からのライン。彼は、小学生低学年の数人に最終日のイベントで飴をあげる約束をしていたのに、時間に追われて慌てて引き上げたためそれを手の平に乗せて渡せなかった、彼らは平日何時ごろ授業が終わるのか教えてください、約束は守りたい、飴を渡したいという内容。嬉しいと同時にホッとした。単位のため、お義理で最低義務の時間数をこなすだけの学生ではないことが分かったし、実は私がそうであって欲しいと心のどこかで願っていたから。この学生は夏休みに日本へインターンシップに行くことにもなっており、彼を日本に送り出せるのも楽しみであり、嬉しい。

もうひとつは、同じく、サービスラーニングのレポート&アンケートが続々指定したプラットフォームにアップされているのだが、その内容が泣かせるのだ。もちろん、時間の不都合を恨む向き、さっさと終わらせたいという意向が見え見えのものもあるが、それ以上に各自が自分の変化または成長を感じ取っており、それを文章で示していた。同時に、教えることの難しさも分かったようで、座学とのギャップに驚いたという声がとても多かった。もっと楽にこの授業の「1単位」が取れるコース設定も考えたが、子供相手の教育という分野ではそうもいかない。先方の学校に利用されただけと思われてはならないし、かといって過度の負担を自分の学生に強いることもできないし、双方が納得できるよう細心の準備が必要だ。お陰様で、今回は先方の校長先生から今後も提携のチャンスがあることを希望しています、というお言葉をいただけた。私自身も自分が教える活動そのものにはタッチしない授業ということで歯がゆい面もあったが、交通や保険の手続きなど裏方に徹してコースデザインをするという、これまでにない経験をすることができ学ぶことが多かった。

そんなわけで、梅雨前線に見舞われた日曜に、学生に泣かされてしまいました。

環境に、機会に、そして何よりも関わることができた全ての皆様にお礼申し上げます。