アジア発:今どき教員のつぶやき

大学勤務20年目の中年。主に教育、翻訳、通訳といった話(愚痴)や家族の話など

公文書の書き方

お城の書簡の翻訳で、日本語を現地語に訳す仕事がある。

形式はだいたい決まっているので数年やれば過去のフォームを見たりして何とかなってしまうのだが、個別の細かい話になるとネイティブチェックがないと心もとない場合も多い。

で、1年に1回くらい主人に聞いてみるのだがこの国、本当の一般人は公文書の書き方をあんまり知らないのかもしれない。大臣>大臣クラスの書簡を彼にちょこっと見てもらうと「こんな表現は存在しない、いい加減な言葉を書くな」みたいに全面否定される。調べれれば大学の現地語学科なんかが公文書の書き方としてPDF資料をかなり公開しているので間違いないし、私自身も歴代のラオバン様(当然ネイティブ、お抱えの文筆家がいるはずだ)の書簡をストックし、対応する言い方も蓄積してあるのでネイティブの批判にもひるまない。(ちなみに主人は博士号を持っており教養ゼロという訳ではありません、一応、彼の名誉のため)

こちらでは相手を敬う表現をバリバリにちりばめた公文書なんて、かなり訓練を積まないと自在には書けないようだ。こういう分野まで自信を持って対応できたらいいなと思いつつ、コツコツ勉強するのが苦手なので実践を通して学んでおります。

そいうえば日本語の場合、法律関連文書が難解だとよく日本国内でも言われるが、これも特殊な言い回しに慣れている人と素人に同じ内容の文なり言葉なりを発信させれば雲泥の差があるに違いないでありましょう。