アジア発:今どき教員のつぶやき

大学勤務20年目の中年。主に教育、翻訳、通訳といった話(愚痴)や家族の話など

通訳、翻訳の仕事をするには

「どうやって仕事を取ってくるの?」

「エージェントに登録すればいいの?」

という質問をよくいただきます。私の場合、今はエージェントさんとのやり取りはありません。直接、お客様からオファーが入りますが、ちょっと過去の流れを振り返ってみました。

ステップ1>>語学上級レベルから翻訳、通訳に憧れる

 そもそも使おうと思っている外国語を現地で暮らすうちに身に着けた口です。自分は系統だった語学学習をしていないという劣等感が常にあり、現地国立大の語学コースでレベルを判定してもらったら上級。語学そのものというよりも翻訳や通訳に興味が向いてきたので、日本と現地で翻訳&通訳で興味のあるスクールのコースを受講しました。

 (翻訳は日本のスクールでレベルチェックを受けてから1年コースを修了、通訳は現地で逐次通訳コースを修了。日本では帰国とコースの時間がうまく合った時に単発コースを受講したり)

ステップ2>>エージェントのトライアルに挑戦、登録

 エージェントのトライアルを数社受けて合格、登録。

 登録後にポツポツ仕事が来る。全然来ないところもあった。登録中も企業などがエージェント数社にトライアルを課して訳者を選ぶシステムがあり、うまく先方から指名されるようになるとエージェントからの信頼もUP。優先的に仕事を回してくれていたらしい。その頃は仕事が楽しくてトイレに行く時間も惜しく来る者は拒まず、必死で受注。クレームへの対応も学ぶ。

ステップ3>>本職をもちつつ個人で受注

 ちょうど二人目の出産から自分の時間が激減、限りなくゼロに近くなる。エージェント経由のお話に対応しきれなくなり、時間が確保できるまで暫く受注しない意向を伝える。そんななか、育児休暇中にたまたま知り合いが個人で受けた通訳のピンチヒッターを頼まれ、1日ならばと引き受ける。パフォーマンスがよかったのか、その後そのお客様から直接オファーが来る。ちょうど職場復帰の時期。そのお客様が他部署などに紹介してくださったようで、今の体制に。つまり、大学の仕事をしつつ、本業に影響を及ぼさない範囲で受注。こうして翻訳、通訳者同士の知り合いも増え、お互いに都合がつかない日の案件を紹介しています。

いわゆる先生について訓練した時間は短いほうだと思います。実践で本当に冷や汗をかいたり真っ青になったりした経験が多いかも。普段から現地の方を相手にマイクでお話しをするという仕事をしていたため、フォーマルな表現に触れる機会も多く人前でもビビらない図々しさが養われていたことは大いにプラスになっています。現地語で講演もしています。しかし外国語、まだまだまだまだ勉強中であります。