アジア発:今どき教員のつぶやき

主に教育、翻訳、通訳といった話(愚痴)や家族の話など。時々スポーツネタも。

痛い

朝イチの授業を終えると、学生さんが話に来た。日本へのインターンシップ、せっかくビザを申請したのに家の都合で海外に引っ越すかもしれないため棄権するとのこと。ここまできて!と様々な事務作業が頭をよぎるが、そういうこともあろう。先方に大変恐縮ですが私の力ではどうにもならない。受け入れ機関様と担当教員が限られた時間で苦労して文書作成したり国外と連絡とったり部署間を走り回ったことなんて学生は知らないのだ

午後は子供を予防接種に連れていくため早めに帰宅、土砂降りの中を走る。5月はずっと鼻水をたらしてたり咳をしたり、伸ばし伸ばしになっていたのでホッとする。

夕方(いつも夕方)、お城から普通1、急ぎ1の翻訳案件が入る。急ぎの原稿が普通原稿の後に来たから疲労感が倍増。胃が痛くなってきたが仕方がない、引き受ける。土曜には提出いたしますと返事。

以前のアフレコ案を一部変更したため、全部録音しなおしてほしいとのこと、料金も改めて払うと言われたが勘弁してほしい。しかし引き受けた仕事はやはり最後までやらねばならぬ。分かりましたとご返信。

明日はサービスラーニング最終日、小学校低学年の発表会だ!!大雨注意報が出ているから延期しようかと先方からメッセージが来たが、うちの学生はバイトやら企業実習やらすでに予定がいっぱい。学期末も近いしもとの予定通りに行う。しかし、学生のバイク移動が危なすぎるので普段お世話になっている(ドライバーさんとはほぼ全員知り合い)タクシー会社に夜電話を入れ、6台予約!これも、それから当日の学生の事故保険料も教員もち。ほとんどやけっぱちのサービスラーニング。教員のほうがサービス精神を学んでいるような気がする。

そんなこんなで目の前の仕事で手一杯。主人に風邪をうつされて喉が痛かったが、胃まで痛くなってきた。。

ラジオ

休み明けの水曜日。いつものように午前と午後の授業を終えて面会に来る学生を待つ。退学届けにサインをしてほしいと言う。一学期に全履修科目の半分以上を落とされるという成績が2回続くと退学処分になる。これは引き留めようもなく、少しやりとりしてサインをする。切ない。

お昼近くに知らない携帯番号から2回連絡が入っていたことに気づくが、重要なことならもう一度くらいかかってくるかな?と待っていたらきました。お城内部で私の連絡先がシェアされているらしく、広報局のような役割の部門からでした。日本のお堅いラジオ局がお城に取材に来るそうで、その通訳をしてほしいとのこと。日程的に、時間的に微妙だが、引き受けられない場合は信頼できる専門家を紹介するのでちょっと返事を待ってくださいと返答。主人がOKしてくれれば二つ返事で引き受けるつもりです。そのうち日本に私の声が届くかな??

24時間すべてを

〆切がない24時間、というのがなかった5月。最後になって連休があり、やっとやっと私もお休みできました。

主人の実家へ子連れで行ったのですが、前日に別の通訳案件2件があり、終わった直後に3人分の荷造りをしたせいか携帯を忘れて出発してしまった!

でも焦らない。〆切がない!その間に誰が何を言って来ようと気にしない。

帰宅後にLINEやメールを見たが仕事関係の電話とLINEが2件あったのみでよかった。何れも緊急ではなく先方も休み明けにという雰囲気だ。

そんななか、息子を寝かしつける時間を味わえました。本を2冊ゆっくり読んでからお風呂に入れてミルク。歯磨きを済ませて消灯後は

いつもは早く寝ろー、〇〇が残ってんだよー、くそがきー、と段々いけないママになっていくのだが、今日はまったりいつまでも彼の呟きに付き合う。

「お外、雨。」「うん、お外は雨が降ってるから傘がいるのよ」

「赤ちゃん、バス乗って、おうち。」「そうね、もうバスに乗ってお家に帰ったわね」といちいち相槌を打ちつつ日本語でこれだけしゃべってくれることに感動。もっとお話聞かせて、という大らかな気分で3時間はゆっくりやりとりできました。

いまの仕事はフルタイムで自宅業務もやたら多い。きっと定年まで勤めあげるはず。きめ細かく大きい気持ちで24時間ずっと子供を見守る母親にはなれず、その分失ったものもあるんだろうな。子供への影響はどうなんだろう。。ふと気分が重くなるが、仕方がない。いい仕事をして自分を律し、将来胸を張って子供たちにママがしてきたことをお話しできるようになりたい。

 

你也来了!

土曜はあさイチで日本からのお客様が宿泊するホテルへ打ち合わせ。担当者のうちの一人のおじ様が高田純次っぽい軽さなのだが、相手も認めているように私の性格とちょっとばかり似ているので憎めない。話は30分で終了し、ブランチをとって帰宅。この間、子供たちは主人が見てくれているので速攻で戻る。

3時からの通訳が、2時半からに繰り上がり2:20までに来てくれと1時半に連絡。何でこんな急に何だと思ったら、ラオバンさまは朝すぐに予定変更の意を下に伝えたのに担当者が私に伝えるのを忘れていたのだそう。しっかりしてケロ!土曜の対応は家の者の都合もあるのでいろいろ難しいのです。

列席者に以前、あまり出来が良くなかった案件のときにもいらしたお偉方L氏(日本の旧帝大博士)がいて緊張したが、この日は予習時間の短さの割にはうまく訳出ができ(とても長いお言葉のノートテイキングも漏れなく、訳出が流れを止めずに盛り上げる方向で進んだ)、終了後にL氏の秘書さんに「すごいですね~~」、L氏には「前回も来てたよね、名刺ちょうだい、きれいになったね」、とお声をかけていただけました。よかった!

ラオバン様は入室時に来賓と名刺交換をするのだが、今日は席に着く前にチラッと私のほうを見て「君も来てくれたのか」と声をかけてくださった。3年前くらいから時々お城にあがらせていただいているが、明らかに通訳者が誰かが分かっていて声をかけるというのは初めて。記憶力が大変優れた方であるから覚えておいてもらえたのだろうが、やはり嬉しい。いつあるか分からない案件のためであっても、FBやメディアでお城情報はチェックせねばと思った次第であります。

採用

5月もあと少し。

土曜日だというのに日本からこちらに来るお客様があり、午前と午後に全く別件で出勤。迷惑を考えてくださいってば朝からやめてケロ

そういえば昨日は来年の学術シンポの発表審査に通ったという通知をもらいました。よかった。ニッチな内容だけれど、他にやる人も少なそうだから採用されたのだろうな。

同時にお城から書簡翻訳がまた来て今月は本当に訳が分からない。

はやく6月にな~れ!

書簡外交

今日は午前中に地元の高校へ大学説明に出張。15分くらいの笑いが取れる軽快な大学紹介DVDを使う予定だったのが、先方のPCが故障しておりできなくなり、45分間ずっとトークという流れになってしまった。が、幸いこの高校はうちの大学を志願する生徒さんがとても多く、熱心に聞いてくれました。ありがとう~~

午後はお城から新たな書簡の翻訳指令が。

今月の指令頻度はどうなっているんだろう。国際イベントを控えているからか、外遊が控えているからというのもあると思うけれど、対応に精一杯であります。もし、過去に翻訳した書簡が何らかのプラスになっているから、大いに活用することにしたというのであれば何よりですが、そんな下衆の勘繰りなどせずいただいたお仕事を粛々とさせていただきまする。

オープンキャンパス

学科による高校生向けの体験授業があり出勤。

100人近くの参加者を3グループに分けてミニ講座を公開する。

しかし同じ内容を3回も連続して言うのも飽きがくる。そこでネタを4つ(いずれも使い古したもので負担はゼロ)用意し、グループごとに手を挙げてお好みのメニューを選んでもらいました。今年は大人しい子たちが多く、弾けて終わるという感触がなかった。私と彼らの年齢差が開きすぎたからかなあ。。。

お城の緊急監訳も先ほど提出。間に合ってよかった。

明日は朝から学生募集活動で出張。三日連続で学生募集に駆り出される、少子化時代の大学教員でありまする。